今週のことば
『自利利他(じりりた)』
さぁ、今週は「自利利他」という、やさしい共生の精神をご一緒に味わいましょう。日々のちいさな行動にも、この言葉がそっと寄り添います。自己の幸せを願いつつ、他者の幸せも考える――そんな生き方は、どのように私たちの日常に溶け込んでいくのでしょうか。穏やかな探求を通じて、ふと気づく心の動きに耳を傾けてみましょう。
やさしい解説
自利利他は、自分自身を大切にしながらも、他人の幸福を同じく願うという、深い思いやりの心を表します。この考え方には、お釈迦様の言葉「如来寿量(にょらいじゅりょう)」が根底にあり、長く尊い生を全ての存在と共に願う教えが含まれています。
例えば、家族のために食事を準備することは自分の栄養を考えるとともに、愛する人々の健康と幸せも願う行為です。このような日々のちいさな瞬間に、自利利他の精神は自然と息づいています。「あなたは一人ではない」「見守られている」と感じられるような、そんな温もりをお届けします。
実践ヒント
① 朝の挨拶を心を込めて行うこと。これは自分も元気をもらうとともに、相手にも活力を与えます。
② 散歩中に見かけた花を人に話す時、その美しさを共有することで、共感と喜びの連鎖が生まれます。
③ 一日の終わりに、自分と他者への感謝の気持ちを瞑想する。静かな時間の中で、心を穏やかにして眠りにつく準備をします。
こうした小さな提案が、ご自身と周囲の微笑む瞬間へとつながることでしょう。
日々の暮らしに一言
自利利他を心に留めて過ごす毎日は、自然と人との繋がりを感じる時間が増えていきます。例えば、公園でのふとした会話が、思いがけず心を和ませてくれることも。そんな日々の中で、ひとりひとりが互いに寄り添い、支え合うことの大切さを再認識しましょう。
「心を込めて行う小さなことが、大きな幸せにつながる」今日もこの言葉を胸に、穏やかな一日をお過ごしください。
ごあいさつ
今週も「法華経と仏教のことば」をお読みいただき、ありがとうございました。
来週も、心温まる言葉を添えて、皆様の日々に少しでも彩りが加わるように綴ります。どうぞお楽しみに。

