今週のことば
『諸縁吉祥』(しょえんきっしょう)
やさしい解説
風がそよそよと吹き抜ける中、つぶやくように響く言葉。諸縁吉祥は、暮らしの中に静かに紡がれる縁起の良い縁を意味します。過ぎ去った季節の香りや、遠くの山々から聞こえる鳥のさえずりといった些細な縁が、心に幸せを運んできます。この諸縁吉祥の空気感を感じ取りながら、日常に寄り添う言葉として受け取ってみましょう。
実践ヒント
- 散歩中に、身の回りの自然に目を向けてみる。小さな花や雲のかたちに心を留めることで、諸縁吉祥の微笑みに出会えるかもしれません。
- 愛する人との会話を静かに楽しむ。一緒にいる時間を大切にし、相手の言葉に耳を傾けることで、心の繋がりを感じることができます。
- 寝る前に、身の回りの小さな幸せに感謝する瞬間を作る。そっと目を閉じ、今日の喜びや出会いに感謝を捧げる心を育てましょう。
日々の暮らしに一言
夕暮れの空に浮かぶ雲は、ゆっくりと色を変えながら静かに流れていきます。「縁」という小さな糸で繋がれたこの世界の中で、諸縁吉祥の光がそっと差し込んでいます。
ごあいさつ
今週も、諸縁吉祥の優しさに包まれながら、法華経と仏教のことばをお届けしました。読者の皆様に感謝申し上げます。来週も静かな教えをお伝えできるよう、心を込めてお待ち申し上げます。


